【具体的に紹介】病気休暇・休職中の給料・手続き(公立学校教員)

精神疾患により病気休職に入る教員の数は毎年5000人ほどです。また、文部省によりと月の残業時間が80時間を越えるおそれがある小学校教員は約3割にのぼるデータもあります。勤務時間的・精神的に負担の多い仕事なので病気休暇をとらられる先生も多いです。「休職中の収入や手続きの仕方」など気になるかと思います。そこで、今回は公立学校教員の病気休暇・休職について紹介していきます。

病気休暇とは

病気休暇とは、心身の病気等で勤務を継続することが難しいと診断された場合に最大3ヶ月間休暇ををとることができる制度です。申請するには、病院を受診し、医師から勤務の継続が難しいと診断を受けた証明の診断書を提出する必要があります。また、休暇中は給料・ボーナス共に勤務時と同じ額もらうことができます。

病気休暇と休職の違い

病気休暇、休職共に仕事を休むという点については同じです。しかし、給料と休むことができる期間において違いがあります。

まず、給料については、病気休暇は給料の満額が支給されますが、休職は給料の支給はありません。その代わりに、公立学校共済組合から傷病手当金として毎月給料の2/3が支給されます。

次に、休むことができる期間ですが、病気休暇は最大3ヶ月間で、休職は最大3年間です。これらは、自治体により多少異なる場合がありますので、詳しくは事務の先生等に相談されることをおすすめします。

読んでくださっている方へ・・・

精神的にも限界な状態なのに日々我慢して働き続けてしまうことが多いようです。休んだら迷惑をかけてしまうなどの気持ちからなかなか病気休暇に踏み切れない方は多いと思います。しかし、自分の身体を危険にさらしてまで我慢する必要はありません。周りと同じように自分のことも大切してほしいと思います。もちろん、周りに迷惑をかけるのはいけませんが、自分の手に追えないことを自分がやらないといけないと抱えると事態は悪化していくでしょうし、体調もよくはならないと思います。それに、他の人に任せるということは、一見無責のように見えますが、とても勇気のいることだと思います。他の人に任せた方が上手くいく場合もあります。必要ときにはしっかり休養してほしいと思います。

病気休暇の申請の仕方

①病院を受診・診断書をもらう

病院を受診し、診断書をもらいます。休暇の理由は、怪我に関わらず精神的な病気や不調も含みます。まずは、病院を受診するのをおすすめします。医師に相談してみると自分の状態が客観的に見えてくると思います。

②委員会に診断書と必要書類を提出

医師から診断書をもらった場合、休養を要する期間が記載されています。その期間内で病気休暇を申請することができます。診断書と申請書等必要書類を委員会に提出します。提出して委員会に病気休暇が認められると病気休暇で最大3ヶ月休むことができます。

病気休暇からそのまま休職に入るときの流れ

①新しい診断書、投薬状況証明書をもらう

病気休職から休職に入る場合には、診断書と投薬状況証明書が必要になります。病気休暇の診断書をもらった病院で新しい診断書と投薬証明書を記入してもらいます。自治体により多少異なる場合がありますので、詳しく事務の先生等に確認されるといいかと思います。

②委員会に診断書と必要書類を提出

委員会に診断書、投薬状況証明書、必要書類を送ります。その後、休職の申請が認められれば病気休暇の後に休職で引き続き休むことができます。

※休暇に入る前にしておきたいこと

休暇に入っている間は、別の先生が代理の担任をして入ることになります。そのため、引き継ぎがスムーズに行くように、学級事務や教室の整理をする必要があります。もうどうしても働けないという方は別ですが、引き継ぎをしておくことをおすすめします。病気休暇に入る前にしておきたい仕事をリストにしましたので、参考にされてください。管理職・学年の先生と相談しながら、あくまでもできる範囲でよいかと思います。

・教室の片付け

・職員室机の片付け(代理の先生が使う場合があるので、自分の荷物は極力減らします)

・テスト類の丸付け・入力

・所見書き

・テストや指導書の場所、クラスの子どもの実態・特徴を引き継ぐ。

まとめ

いかがでしたか?病気休暇・休職について知っていただけたら幸いです。現在だけでなく将来のことも含めて考えてほしいと思います。以上、病気休暇、休職についてでした!