先生になり最初の10日間【体験談】4月1日〜学級開きの3日間(小学校教諭)

先生になりたいと思っている方は、「最初の一週間ってどんな仕事するの?」「職員室ってどんな雰囲気?」など先生の仕事について気になりませんか?まだ私が大学生だったとき、「仕事のリアルな実態を知りたい」と感じていました。そこで、今回は小学校教諭として働いていたときの体験を紹介します。

4月1日「初めての出勤!」

この日は赴任校での初の勤務でした。午前中は新任教諭の辞令交付式が文化ホールであり、昼食を済ませてから、赴任校に向かいました。学校に着くとそのまま校長室に通され、同じくこの学校に赴任してきた先生方と初めて顔を合わせました。校長先生から学校の簡単な紹介等があり、これからどんな1年がスタートするのだろうとワクワクしていました。

その後、職員室で職員赴任式がありました。赴任してきた先生は一人ずつ自己紹介をしました。先生方は話すのが上手で、自分の順番が近づいてくるにつれて心臓がドキドキしました。周りので見ているのがベテランの先生方ばかりで、私の立ち振る舞いまで見られているようで余計に緊張しました。

職員赴任式の後は息つく暇もなくすぐ、職員会議、学年会など新学期に向けての準備が始まりました。計算ドリルや漢字スキル、ノート等の教材の注文、学年便りや学級だより、クラス名簿の作成、教室の掃除、等々この他にも様々な仕事があり、同じ学年のベテランの先生に教えてもらいながら一つずつしていきました。勤務時間中は会議や研修等がほとんど入っているため、学級びらきに向けての準備は17時以降に残ってやりました。学級通信の作成や給食当番表、係活動カードの用意などやりたいことは色々とありましたが、職員室のどこに何があるのか全く分からず、隣の先生に教えてもらいながらで作業は思ったほど進みませんでした。しかし、「今日は色々と疲れたでしょ?早く帰ってゆっくり休むのよ。」「どうぞ(お菓子)」など隣の先生がとても温かく、分からないことだらけでも少しずつ仕事を進めることができました。その日は22時頃になると残っていた他の先生方はそろそろ帰るということだったので、私も一緒に帰りました。

 

メモ

4月1日に新年度がスタートして、子ども達がくる始業式までは5日間ほどです。この期間で担任は新クラスを開くための準備をしなければなりません。自分が小学生の頃は全く知りませんでしたが、先生方は学級開きに向けてたくさんの準備をされていたのだなとつくづく思いました。小学校教諭の仕事は想像以上に多かったですが、始業式にでの子どもたちとの出会いが楽しみでした。

 

4月1日~始業式「学級開きに向けての用意!」

4月2日、出勤2日目です。8時30分から勤務時間でしたが、1時間前には着くことができました。すると、教頭先生がいらっしゃって「出身地」「大学」「趣味」など色々とおしゃべりをしました。そしてとりあえず、昨日途中までしていた仕事の続きをしました。8時すぎに隣の席の先生が出勤されてきて「あら、昨日はよく眠れた?」など声をかけてくださいました。本当に温かい方です。

午前中は職員会議で、1学期の行事などについて話し合いがありました。午後からは学級開きに向けての仕事をしていきました。どのような準備をすればよいのかよく分かっていないため、同じ学年の先生がされていることを見て同じように準備していきました。まずはクラス名簿の作成。50音順に子どもの名前を並べクラス名簿を作ります。次に、計算ドリルや漢字スキル、ノート、図工等で使う教材の注文。これはベテランの先生が各業者に電話をして注文してくださいました。

メモ

新年度が始まって3日目頃から宿題を出していくので、計算ドリルや漢字スキルは早めに注文して子どもに配布できるようにしておきます。

そして、学年便り、学級便りの作成をしました。学年便りには1学期の行事予定や学年の先生の紹介・挨拶、連絡事項等を載せます。これはいつの間にか同じ学年の先生が作ってくださっていました。学級便りには、保護者への挨拶、時間割、連絡事項等を載せます。隣の先生はこれをあっという間に作っていましたが、私は途中までしか終わらなかったので、続きは他の時間にすることにしました。

今度は、教室掲示の用意です。教室には給食当番表や朝の会、帰りの会の進行を掲示するため、用意をします。

この他にも校務分掌の担当の仕事をしたり、職員会議で提案するための資料を作成したり、要録の仕分けをしたりと学期初めは様々な仕事がありました。気づけば17時をすぎていて、他の先生方はポツポツと帰っていきました。私は色々と仕事が終わらなかったため、22時頃まで残りました。

 

4月8日「赴任式・学級開き!」

いよいよ赴任式・始業式の日が来ました。今日から子どもたちも学校に登校してきます。どんな子ども達なのか会うのが楽しみでした。

1・2時間目は体育館での始業式・赴任式でした。最初始業式があり、その後赴任式になりました。赴任してきた先生は壇上に上がります。校長先生から赴任してきた先生の簡単な紹介がありました。そして、赴任してきた先生は子どもたちへ自己紹介・挨拶をしました。舞台の上に立つと緊張で体がやや固まりました。前日の夜に、どんな挨拶をするか考えていましたが、マイクの前に立つと緊張で声が少し震えました。一応挨拶は無事に終わりましたが、教員採用試験の面接より何倍も緊張しました。

始業式・赴任式の最後に担任発表がありました。子どもたちが一番ドキドキワクワクしているところです。クラスと担任の名前が校長先生から発表されます。担任の名前が呼ばれるたびに、子ども達の歓声が響きました。担任発表の後、子どもたちを教室まで連れていきました。休み時間のとき、子どもたちが私の周りを取り囲んできました。「何歳ですか?」「好きなドラマはありますか?」などたくさん質問してきました。子どもたちとのおしゃべりがとても楽しかったです。

その後、3時間目が始まり教室で学活をしました。学活といっても新年度初日で、今日のうちに子どもたちに配っておかないといけないプリント類や伝える連絡事項がたくさんあるため、まずはそれらを済ませました。

一通り終わった後は、改めて私の自己紹介をしました。そして、話を聞くだけじゃつまらないと思ったので、特技を一つ披露しました。3つのボールを使ってのジャグリングです。小学校2年生の子どもたちは「うおー!」と声をあげて驚いてくれました。でも実は、この日のために3週間くらいかけて練習したもので、やっとできる程度でした。子どもたちの元気なリアクションに救われました。最後に、「こんなクラスにしたい」という思いを子どもたちに語りました。そして、時間となりの、帰りの挨拶をし子どもたち一人一人とハイタッチをして下校させました。

 

4月9日学級開き2日目!

今日は学級開き2日目です。学活の時間に係活動や1学期の個人のめあてを書きました。係活動では、はじめに子どもたちにどんな係があったらクラスが楽しくなるか尋ねました。すると、図書係や、レクリエーション係、飾り係などが上がりました。他にも当番的なものですが配り係や宿題チェック係、黒板係なども上がりました。その他にもいくつか上がりましたが、クラスで話し合い、この6つの係に決まりました。

その後に、誰がどの係をするか決めていったところ、やはり人気のある係に集中し人数のたりない係がありました。しかし、それに気づいた数人の子が自主的に移ってくれました。周りの友だちに配慮できるところがえらいなと思いました。ただ、どうしても人数が足りないところがあったため、そこはじゃんけんをすることになりました。全員の係が決まった後は、係ごとに分かれて、どんなことをするか考えたり、教室に掲示する係カードを作成する時間にしました。

次の時間は1学期の個人のめあてを書く時間でした。めあて書きをさせながら、同時に一人一人廊下に呼んで個人のめあてカードに貼る顔写真も撮っていきました。中には緊張気味の子どもがいて、笑ったところを撮したかったのでこちらが笑顔全開をやってみましたが、やはり笑顔なのはこちらだけで、その子を笑顔にすることはできませんでした。しかし、たくさんの笑顔の子ども達を撮れ、教室に掲示するのが楽しみでした。

 

4月10日学級開き3日目「遊んぼう!」

学級開き3日目です。昼休みに男の子が「先生遊ぼう!」と言ってきました。大人ながらに、子どもたちからのこの言葉はとても嬉しいです。張り切って「いいよ!」と言いました。若いこともあり、フレンドリーに話しかけてくる子どもたちが多いです。

この日は、運動場で「ケイドロ」をしました。ケイドロとは、警察と泥棒に分かれてする鬼遊びです。警察は制限時間内に泥棒を全員捕まえたら勝ち、泥棒は一人でも逃げ切ったら勝ちです。個人的には、子どもとのこの遊びが大好きです。ケイドロでは警察役をするときには低学年であろうと、全力で追いかけました。そうすると、子どもたちがギャーギャー叫びながら逃げるので面白いですし、絶叫しながら楽しんでくれます。この日子どもたちは、ヘトヘトになりながらも「先生明日もやろう!!」と楽しんでくれました。

 

メモ

教師をしていて日々大変なこともありましたが、きついことがあっても、昼休みに子どもたちと遊ぶ時間はとても楽しかったです。